Steamエスクロー(トレードホールド)とセキュリティ制限表
Valveはアカウント乗っ取りやフィッシングによるインベントリ盗難を防ぐため、取引時に「トレードホールド(Escrow)」と呼ばれる一時保留システムを義務付けています。双方がSteamガードモバイル認証の要件を満たしていない場合、アイテムは最大15日間Valveに保留され即時受け渡しが制限されます。
| アカウントのセキュリティ状態 | 取引相手の状態 | 保留期間(トレードホールド) | コミュニティマーケット出品遅延 |
|---|---|---|---|
| モバイル認証が7日(168時間)以上継続 | 任意 | 保留なし(即時受け渡し) | 即時出品可能 |
| モバイル認証7日以上+フレンド歴1年以上 | 1年以上継続フレンド | 保留なし(即時受け渡し) | 即時出品可能 |
| メール認証のみ(モバイル認証なし) | 任意 | 15日間の強制保留 | 15日間の出品保留 |
| 認証機の解除・電話番号リセット直後 | 任意 | 15日間のトレード不可 | マーケット利用制限(7〜15日) |
| 保留中の取引を手動キャンセル | システム制限 | アカウント全体で7日間の取引禁止 | マーケット購入は可能 |
ステップ1: トレード保留が発生した原因の切り分け
CS2やDota 2のアイテム取引を行う前に、エスクロー対象となった理由を確認します:
- Steamモバイルアプリを開き、Steamガードの5桁コードが正常に生成されているか確認します。
- 認証機を有効化してから同一端末で7日間(168時間)が経過しているか確認します。端末の初期化やアプリ再インストールを行うとカウントはリセットされます。
- 取引相手の状態確認: 自身のアカウントに不備がなくても、相手側がモバイル認証未導入または再設定直後である場合、Valveの仕様により双方に対して15日間の保留が適用されます。
- アプリ内の「取引の確認」機能が有効になっているか確認します。
ステップ2: 15日間の制限を回避して新しいスマートフォンへ移行する手順
スマートフォンの機種変更時に旧端末で「認証機を削除」してはいけません。以下の手順でトークンを引き継ぎます:
- 新しいスマートフォンにSteamアプリをインストールします。
- ログイン画面でユーザー名とパスワードを入力します。
- Steamガードコードの入力画面で「認証機能を利用できません」を選択します。
- 「電話番号宛てにSMS確認コードを送信する」を選択します。
- 受信したSMS認証コードを入力して認証を完了します。
- 電話番号が同一であれば、取引ペナルティ(15日間のロック)を受けることなく即座に新端末へ認証機能が移行されます。
ステップ3: 保留中トレードのキャンセルと7日間取引ペナルティ
身に覚えのない相手や詐欺オファーに対して保留中の取引がある場合:
- Steamインベントリから「トレードオファー」を開きます。
- 「保留中のオファー」リストから対象の取引を確認します。
- 「トレードオファーをキャンセル」をクリックします。
- 注意事項: 保留中(Escrow)の取引をキャンセルすると、Valveのセキュリティ機構によりアカウント全体に7日間のトレード禁止ペナルティが自動適用されます。
- 資産保護の観点から、不正取引であると判断した場合は迷わずキャンセルしてアイテムの流出を阻止してください。